説明
絹を使用する事で組紐らしい光沢を活かした田中十靴店オリジナル靴紐「田中十靴組紐丸」の黒紫色(ポリエステル糸を混ぜる事で強度を補っています)
組紐のサンプルを見ていて全体は黒なのに黒の中に他の色が均一に組み込まれているように見える丸い組紐が目に留まりました。
その組み方は、金剛組という方法で凸凹が少なくかなり密に組まれる為、丈夫な組紐だそうです。
この金剛組であれば新しい田中十靴組紐が出来るのではないか?
そこで当店では定番の紫糸を黒の糸束と配合し平紐同様、黒紐であって黒紐でない紐の作成を依頼しました。正絹の黒とポリエステル黒、紫を絶妙に配分ししっかり黒紐として使って頂けるように、そして当店の靴紐用の太さに組む為、機械を調整し組む玉数を半分にして組んでもらっています。
筒状に組まれる為芯材を用いる事もありますが当店の靴組紐には芯材が用いられておりません。伸縮性に富んだ丈夫な靴組紐に仕上がっております。
光があたると黒の中にほんのり紫の輝きが浮かび上がり通常の靴紐とは違う雰囲気を醸し出します。
暗い所で見ると完全に黒紐、光が当たるとふわっと紫のシックな紐です。
靴紐は靴自体の雰囲気を変える事の出来る重要なアクセサリー。
しかし、カラー紐で変化を付けるにしてもコントラストが激しくアクセントとなる為、常時付けておくには抵抗がある。
そこで田中十靴組紐は違いを生み出しながら溶け込む靴紐というコンセプトのもと作成しております。
是非お試しください。