田中十靴店ではどちらのお靴でもお修理を承っております。
修理は出来るだけ元の状態に近づけ、道具として再び使用する為の強度を補う作業かと思います。
しかし、修理という機会を利用し、何かを付け加えたり変える事で自分のオリジナル靴へと昇華させるのも至福に満ちた革靴ライフに繋がるのでは?と思いちょっとした改造をおススメする事もあります。
今回は自分の靴修理しました。
せっかくやから試しにやってみよう!お修理です。
踵のスベリ。
内っかわ破れてたのでスベリ補修。
どうせやからライニングと違う色で補修してみよう!!
青にしました。
結構雰囲気いいと思うんですよね。
違う色付けるならちょっとした遊びも加えよか?
革の端に穴飾り付けてみました。これいつかやろうやろう思って忘れてたんですよね。やっと試すことが出来ました。
履いてる分には見えません。
でも脱ぎ履きの多いお国柄だからこそこんなところでお茶目しちゃうのもアリかもしれません。
次はもう少し斜めに革カットしてみようかな?
色はボルドー系もいいな。アッパーとライニングの色によって色々遊べそう。
もう一か所
ヒールの接地面部分トップリフトを交換。
ミシュランマン踵に付けて見たかっただけなんですが
こちらの部材XA-9 391WINTERは、あのお食事番長ミシュラン!!
が出してる部材。
ミシュランはタイヤメーカー
ミシュランタイヤのX-ICE North3をベースに設計された、積雪用部材。
雪道歩く事あんまりないけど、どんだけグリップ力強いか、試しに。
部材自体はかなり固い。丈夫そうですよ~。
因みにミシュランマンは二足目。
こっちはXA-5 391 RAINという部材。
RAINやから雨の日滑りにくいんでしょう。確かに滑らんかも
弾力性もあってグリップ力強し!!
田中十靴店では、滑りが気になられる場合は踵の接地面、トップリフトをグリップ力の強いラバーの物に交換する事をおススメしています。
前半分ラバーを貼るという手もありますが、革底のお靴であれば革の良さである通気性の良さや革独特の撓りを活かして履いてもいいかと。
トップリフト交換。
よく減る部分ですし修理を機に少し遊んでみるのもいいと思いますよ。
こちらはお客様のお靴、お修理例
オールソール交換のタイミングで革底からラバーソールにチェンジ。
ビブラム269シングルソールバージョン。
潔くラバーを縫い付けて。
元々はウエスタンブーツ等に使用される部材、ビブラム269。
ウエスト部分が薄くなっていてハーフミッドのような仕上がり。
ドレスシューズカスタムにおススメしてます。
部分修理 約1~2週間
オールソール 約一か月
田中十靴店ではお修理でお預かりした靴は必要なメンテナンス、磨きやハイシャインをした上でお渡しとなります。そこまでがお修理と考えております。
お気軽にお修理お持ち込み、ご相談ください。
皆様のご来店をお待ちしております。