田中十靴店取り扱いのSaint Crispin’s Model 108の魅力をご紹介しようと思ったんです。
自分で気に入って履いてるし。
で、足元やらなんやら(恰好付けてるつもりで)写真撮ってたわけですよ。
靴自体の写真撮ったらあれ?
なんかパサついてんな~と
なんぼ写真撮ってもこれイマイチや。
そこで急遽、自分で履いてるSaint Crispin’s Model 108
久々にお手入れしようとなった訳です。
今の気分なんですがこの靴はハイシャインせずに履いてます。
普段は、よくブラッシングして埃をとり、仕上げに馬のたてがみブラシに水ちょっと含ませてブラッシング。
クリーム塗りすぎも革の劣化に繋がるのでホントブラッシングのみで履いてました。
でも流石にパサッとしてきた。
ついでに雨の日も平気で履くので雨ジミやよく見ると水ジミみたいなのが結構出来てる。
そこで
リムーバーで汚れや古いクリーム等を落とした後
パックしてやりました!!
完全に均等に水分を含むとこうなる。
大概、濡れた所と濡れてない境界線がシミになります。
なら均等に濡らしてやれば境界線が残らない。
一晩乾かせばこんな感じ
マットなスッピンSaint Crispin’s Model 108
また必要な油分、水分をクリームで補えば完成。
因みに今回使用したクリームの色はバーガンディー。
私は茶系の靴に深みを出したい時バーガンディーを多用します。
ライトブラウン系、グレー系なんかにも使いますね。
大体、乳化性のクリームであればペンキなんかとは違い下地を活かすように出来てる。その色そのものになったりはしません。
ここもお手入れ。
コバ周りにコバ専用のクリームを塗ってアビーホーンなんかの固い物で擦って馴染ます。コバインキもアリですが私はクリーム系でお手入れします。好みですね。
ホントたまにですけど靴底にもソールモイスチャーを塗って擦る
ぎゅっと革が引き締まる感じ。
履き始め、少しソールが削れたあたりにソール用クリーム塗って擦るのもいいですね。油分、水分、摩擦熱を加える事で返り良くなるのが分かる。
モチっとした独特の質感復活したと思います。
ここんところ、この靴はハイシャインせず自然な革の艶を楽しんでます。
別にハイシャインが不自然という事じゃありません。光ってるのも好きです。
今、この靴はこのままな気分なんです。
もう12月ですね。
一年経つのが早かったんか、遅かったんか?とりあえず激動の一年でしたね。
一年世話になった靴、また来年に向けてしっかりお手入れするのもいいんじゃないでしょうか?
私に丸投げしてもらってもいいですよ。
必要とあらば染み抜きしますし、光らせますし。
一回リセットしましょう!!
皆様のご来店を心よりお待ちしております。