SaintCrispin’sオーダーのあれこれ其の一

田中十靴店では、当店取り扱いのSaintCrispin’sのモデル以外でも一足からのオーダーをお受けしております。

今回はSaint Crispin’sの靴こんなオーダー出来ますよ~

的なお話をさせて頂きます。

兎に角色んな仕様を盛り込んで楽しむ事が出来るんですよ。

あんまりややこしいのは勘弁して下さいね。指定すんの大変なんで…なんて!

オーストリアのシューメーカーSaint Crispin’sはルーマニアに工房を持ち一足一足ハンドソーンウェルテッド製法により製造される非常に希少な靴です。(わずか月産80足)

そのサンクリスピンの靴を田中十靴店では取り扱っているのですが

田中十靴店では取り扱いモデル以外でも一足からのオーダーをお受けしております。

そのモデル、デザインの数は私も全部把握出来ません。兎に角いっぱいあります。

こんなモデルあるかな?から探してご提案させて頂く事もあるくらいです。

田中十靴店取り扱いのSaint Crispin’s Model 111FNA 色:Navy+Navy
田中十靴店取り扱いのSaint Crispin’s Model 108 色:Burgundy
田中十靴店取り扱いのSaint Crispin’s Model 668 色:Blackish-purple
Saint Crispin’sのの革見本革見本

使える革

これも強烈です。うちにあるスワッチリスト数えてみました。

78種類(はじめて数えたけど)

スムースレザーやスエードの色の豊富さ

グレインレザーだけでも田中十靴店にあるスワッチで5種類。

色も仕上げの濃淡強弱をつけれる為これまた千差万別。

これにクロコやコードバン(ホーウィンね)、オーストリッチ等、希少な革も使用可能です。

あとリストにないけど聞いてみたらあったなんて革もあります。例えばメッシュとか。

※アッパーに使用する革によってはチャージ料金が発生いたします。

更に色の仕上げにも相当の拘りがありこっちからこんな感じと指定かけなかったら聞いてくるくらいです。(色には多少の個体差があります。言うても革なんでご了承下さい)

田中十靴店取り扱いのSaint Crispin’s Model 513 色:Blackish-purple

レザーソール、厚み8ミリ指定

オーダー頂いたお靴Saint Crispin’s Model 515

ダイナイトソール、厚み12ミリ

底回り仕様

これも無数にあります。

レザーソール厚みだけでも6ミリ、8ミリ、10ミリ、12ミリ

ミリ単位に加え、ストーム付けるやらノルベにするやらホンマに多種多用。

ノルベでもボールジョイント部分までノルベ、ヒールまでノルベ、全集ノルベ

あかん多すぎる!!

頑張れば指定できます。(そこは私が頑張りますし)

※底回りの仕様によってチャージ料金が発生致します。

底回りも靴の雰囲気をゴロっと変えてくれる重要パーツです。ここ選ぶのも楽しいですね~。

あと、ハトメ選べるし、ライニング選べるし、アッパーの革コンビも出来るし

書ききれへん仕様満載です。

オーダー頂いたお靴Saint Crispin’s Model 515

SaintCrispin’sオーダーのあれこれ其の一

今日はここまでにしときます。

次回は実際にオーダー頂いたお靴、上の画像のSaint Crispin’s Model 515

実際どんな指定をかけたのかを書いてみようかと思います。

近々アップしますんで、またよかったら覗いてみて下さい。

では、本年もよろしくお願い致します!!

皆様のご来店をお待ちしております。

Saint Crispin’s Model 108を久々にお手入れしました

田中十靴店取り扱いのSaint Crispin’s Model 108の魅力をご紹介しようと思ったんです。

自分で気に入って履いてるし。

で、足元やらなんやら(恰好付けてるつもりで)写真撮ってたわけですよ。

靴自体の写真撮ったらあれ?

なんかパサついてんな~と

なんぼ写真撮ってもこれイマイチや。

そこで急遽、自分で履いてるSaint Crispin’s Model 108

久々にお手入れしようとなった訳です。

今の気分なんですがこの靴はハイシャインせずに履いてます。

普段は、よくブラッシングして埃をとり、仕上げに馬のたてがみブラシに水ちょっと含ませてブラッシング。

クリーム塗りすぎも革の劣化に繋がるのでホントブラッシングのみで履いてました。

でも流石にパサッとしてきた。

ついでに雨の日も平気で履くので雨ジミやよく見ると水ジミみたいなのが結構出来てる。

そこで

リムーバーで汚れや古いクリーム等を落とした後

パックしてやりました!!

完全に均等に水分を含むとこうなる。

大概、濡れた所と濡れてない境界線がシミになります。

なら均等に濡らしてやれば境界線が残らない。

一晩乾かせばこんな感じ

マットなスッピンSaint Crispin’s Model 108

また必要な油分、水分をクリームで補えば完成。

因みに今回使用したクリームの色はバーガンディー。

私は茶系の靴に深みを出したい時バーガンディーを多用します。

ライトブラウン系、グレー系なんかにも使いますね。

大体、乳化性のクリームであればペンキなんかとは違い下地を活かすように出来てる。その色そのものになったりはしません。

ここもお手入れ。

コバ周りにコバ専用のクリームを塗ってアビーホーンなんかの固い物で擦って馴染ます。コバインキもアリですが私はクリーム系でお手入れします。好みですね。

ホントたまにですけど靴底にもソールモイスチャーを塗って擦る

ぎゅっと革が引き締まる感じ。

履き始め、少しソールが削れたあたりにソール用クリーム塗って擦るのもいいですね。油分、水分、摩擦熱を加える事で返り良くなるのが分かる。

モチっとした独特の質感復活したと思います。

ここんところ、この靴はハイシャインせず自然な革の艶を楽しんでます。

別にハイシャインが不自然という事じゃありません。光ってるのも好きです。

今、この靴はこのままな気分なんです。

もう12月ですね。

一年経つのが早かったんか、遅かったんか?とりあえず激動の一年でしたね。

一年世話になった靴、また来年に向けてしっかりお手入れするのもいいんじゃないでしょうか?

私に丸投げしてもらってもいいですよ。

必要とあらば染み抜きしますし、光らせますし。

一回リセットしましょう!!

皆様のご来店を心よりお待ちしております。

濃茶

フランス・アノネイ社のVEGANOカーフの定番茶と言えばVEGANO MARRON

そしていつの間にか出来たのがMARRON OSCURO(濃茶)

TLB MallorcaにMARRON OSUCROを使って

このモデルでオーダーかけました

  • TLB Mallorca モデル 130
  • 価格:¥67,100(税込)(シューキーパーは付属しておりません)
  • ラスト PICASSO
  • 素材 VEGANO(Anonnay)
  • 色 MARRON OSUCRO
  • 底材 Single leather sole
  • 製法 Goodyear Welted
  • ウィズ F

VEGANOカーフの特徴は、BOXカーフの均等な色合いとはまた違った透明感

光の当たり具合で色の深部が浮かび上がる

ラストも田中十靴店で指定

セミスクエアトウ

ヒールまで流れるブローギング。

特別感あるセミブローグ。

色はシックな濃茶。

TLB Mallorca ARTISTA COLLECTION

この括れも見逃せない

ウィンターコットン茶スーツ、モックネックニットベージュ

TLB Mallorca 130 コーディネート

濃茶靴 TLB Mallorca 130

シックな足元を

皆様のご来店を心よりお待ちしております

お修理は爆発だ!!(其の二)

田中十靴店ではどちらのお靴でもお修理を承っております。

修理は出来るだけ元の状態に近づけ、道具として再び使用する為の強度を補う作業かと思います。

しかし、修理という機会を利用し、何かを付け加えたり変える事で自分のオリジナル靴へと昇華させるのも至福に満ちた革靴ライフに繋がるのでは?と思いちょっとした改造をおススメする事もあります。

今回は自分の靴修理しました。

せっかくやから試しにやってみよう!お修理です。

踵のスベリ。

内っかわ破れてたのでスベリ補修。

どうせやからライニングと違う色で補修してみよう!!

青にしました。

結構雰囲気いいと思うんですよね。

踵スベリ補修 ¥4,400(税込)~

違う色付けるならちょっとした遊びも加えよか?

革の端に穴飾り付けてみました。これいつかやろうやろう思って忘れてたんですよね。やっと試すことが出来ました。

履いてる分には見えません。

でも脱ぎ履きの多いお国柄だからこそこんなところでお茶目しちゃうのもアリかもしれません。

次はもう少し斜めに革カットしてみようかな?

色はボルドー系もいいな。アッパーとライニングの色によって色々遊べそう。

もう一か所

ヒールの接地面部分トップリフトを交換。

ミシュランXA-9 391WINTERトップリフト交換 ¥3,300(税込)

ミシュランマン踵に付けて見たかっただけなんですが

こちらの部材XA-9 391WINTERは、あのお食事番長ミシュラン!!

が出してる部材。

ミシュランはタイヤメーカー

ミシュランタイヤのX-ICE North3をベースに設計された、積雪用部材。

雪道歩く事あんまりないけど、どんだけグリップ力強いか、試しに。

部材自体はかなり固い。丈夫そうですよ~。

因みにミシュランマンは二足目。

こっちはXA-5 391 RAINという部材。

RAINやから雨の日滑りにくいんでしょう。確かに滑らんかも

弾力性もあってグリップ力強し!!

田中十靴店では、滑りが気になられる場合は踵の接地面、トップリフトをグリップ力の強いラバーの物に交換する事をおススメしています。

前半分ラバーを貼るという手もありますが、革底のお靴であれば革の良さである通気性の良さや革独特の撓りを活かして履いてもいいかと。

トップリフト交換。

よく減る部分ですし修理を機に少し遊んでみるのもいいと思いますよ。

ビブラム269オールソール交換 ¥13,200(税込)

こちらはお客様のお靴、お修理例

オールソール交換のタイミングで革底からラバーソールにチェンジ。

ビブラム269シングルソールバージョン。

潔くラバーを縫い付けて。

元々はウエスタンブーツ等に使用される部材、ビブラム269。

ウエスト部分が薄くなっていてハーフミッドのような仕上がり。

ドレスシューズカスタムにおススメしてます。

部分修理 約1~2週間

オールソール 約一か月

田中十靴店ではお修理でお預かりした靴は必要なメンテナンス、磨きやハイシャインをした上でお渡しとなります。そこまでがお修理と考えております。

お気軽にお修理お持ち込み、ご相談ください。

皆様のご来店をお待ちしております。

秋ですね。

去年よりちょっと早いんちゃうか?

という事はそれだけ秋冬の装いを楽しめる期間が長い言う事。

やっぱり寒くなると暖色系着たい。

足元も必然柔らかい色合いを持って来たくなる。

TLB Mallorca Model 107 Classic Adelaide model

フランス・アノネイ社のVegano Calf 色 Marron

私の中では茶の定番といえばこれなんです。

これが昔から慣れ親しんだこげ茶。(今はもっと濃い茶が出ててそっちがこげ茶?)

Vegano Calfの良さってのは均一に仕上げたボックスカーフとかにはないムラ感というか透明感なんですね。

全体は落ち着いた茶ながら奥に革本来の風合いが隠れてるというかその奥行き。

TLB MallorcaのVegano Marronを使ったアデレードモデル107

このメダリオンも上品、そして適度にドレッシーなセミスクエアトウ。

そして茶というのがみそ。

ボルドーのコーデゥロイパンツに

全体写ってないけど、トップスには緑のツイード、ワークジャケット風

ネクタイも締めてます。

力抜いて起毛素材で柔らかい風合いに、でもガチガチカントリー臭を中和するドレスシューズ、TLB MallorcaのVegano Marron107。

こんくらいが気分。

  • TLB Mallorca モデル 107
  • 価格:¥67,100(税込)(シューキーパーは付属しておりません)
  • ラスト PICASSO
  • 素材 VEGANO(Anonnay)
  • 色 MARRON
  • 底材 Single leather sole
  • 製法 Goodyear Welted
  • ウィズ F

ドレスシューズて書くと固いんかな?

スーツスタイルに勿論溶け込んでくれる、茶

基本的にはスポーティーな位置づけになるデザイン

結構自由利きますよ。

是非、ご自分で履いたところを鏡でご覧になって下さい。

季節の装いが完成するはずです。

皆様のご来店をお待ちしております。

くすぐる!!

男心を擽る

TLB Mallorca 黒スエード シングルモンク

シンプル

そして美しい丸みを帯びたシルエット

そこにスエードの柔らかい素材感を更にプラス

オーソドックスともいえるシングルモンク

しかも色は黒

でもアッパーには艶感を抑えたスエード素材

このくらいの遊び心がコーディネート全体にエレガントさを加えてくれるんじゃないでしょうか?

擽られる

「艶感を抑え」なんて書きましたがこちらのスエード

非常にキメ細かく指でなぞるだけでも表情が変わります。光の当たり具合で黒にもグレーっぽくも見えます。しっとりビロードのような光沢感

アッパーに使われているスエード

英国のCHARLES・F・STEAD社製スーパーバックスエード、いわゆる銀付きスエードと呼ばれる最高級のスエードになります。(TLB MallorcaではANTE CALFと表記します。スペインメーカーは大体そう表記する)

この素材感ですとさぞかしデリケートな素材かと思われる方おられるかと思います。そこは大丈夫、革です。

むしろ逆

スエード素材は起毛しているが故、空気を含み水を弾いてくれます。(スムースレザーと比べてですよ)

お手入れも、ブラシにて埃をこまめに取り、時折スエード用のスプレーで油分を加えてやれば終わりです(クリーム塗れませんからスプレーです)

スエード靴、むしろ雨用に向いてるんですよ

底材はレザーソール

スエード スポーティー 雨用 ときてラバーソール装着も相性のいい選択しですがここはエレガントさを加えたいのでレザーソール

底材にも拘りが

ドイツのタンナー J.レンデンバッハ社製オークバークを選択

足をしっかりと支える固さがあり且つ粘りと言いますか撓る底材

ヒドゥンチャネル仕上げ

淵の革を起こし中を縫い、起こした革を元に戻し貼りつける。底ちゃんと縫ってます

美しいトウ

履いてる自分から見える景色

相手に与える印象

後ろ姿もエレガント

  • TLB Mallorcaモデル:543
  • 価格:¥69,300(税込)(シューキーパーは付属しておりません)
  • ラスト:OLIVER
  • 素材:ANTE CALF(CHARLES・F・STEAD社スーパーバックスエード)
  • 色:NEGRO(ブラック)
  • 素材:Single leather sole(J.レンデンバッハ社製オークバーク)
  • 製法:Goodyear Welted

スペック 用途 雰囲気

男心を擽る仕様に仕上がっております

いい塩梅かと…

皆様のご来店を心よりお待ちしております

結構何とかなります!!

靴の寿命は履いているご本人が決める事です。

何処まで愛着があるのか?

直す価値を見出すのもお客様次第です。

そもそも直るのか?

勿論限界はあると思いますが、出来る限り道具としてしかっり履いて頂く

お手伝いをさせて頂きます。

今回は諦めてないですか?的な修理のご紹介。

ウエストの部分

アッパーの革とウェルトの際の部分、革切れがおきてます。(私たちはこれパンクて言うてます)

ここで滅茶滅茶気に入ってるけどもう履けないと、諦めている方おられませんか?

パンク修理出来ます。

むしろ切れてるのがこの際だからいいんです。切れたら縫わねばなりません。でも際なら目立たない。

テンションかかるのはおのずとウェルトとアッパーの際なんですが…

今回は、ウェルトを外し、切れている部分に革を当て切れてる両側に縫いを掛け接合。よくよく見るとですが、際の部分に当てた革とステッチが一本見える状態。履いている分にはほぼ目立ちません。

今回は状態アッパー素材にもより革を上から当てていますが、表革など目立つ素材の際はアッパーとライニングの間に補強革を当て切れている部分を両側から縫い接合。ウェルトとの際に一本ステッチが見える状態修理等、結構何とかなります。

因みに今回はウェルト自体も割れが激しく強度的に縫う事が厳しい状態だった為

リウェルト 価格¥11,000~(税込み)(底材を縫う土台であるウェルト自体を交換)

何とかなります。

パンク修理はウェルト外す為、底材も自動的に外しオールソール交換になります。

このタイミングを逃さず改造!!

革底、前半分ゴム貼りの状態から、貼るのであればいっそラバーソールを縫うお修理をご提案。

ビブラム269という部材でオールソール交換 価格¥13,200(税込)

半カラスのようなパターン、そしてウエストにかけて部材は薄くなりハーフミッドソールのように仕上がります。(ラバーソールで縦に立体的な部材はほぼない)

この底材、立体化ありドレッシーにもスポーティーにも見える。

アッパーが元気で、ご本人の思い入れがあり、まだ履ける価値があると思っておられるうちは底交換等も結構何とかなります。

グッドイヤーだろうがマッケイだろうが圧着だろうが結構どうにかなったりします。

ウエルトがヘタってたら薄い革を当てる事でウエルト自体の強度補えばいい(薄ダブル)

ウエルト使わずにマッケイ掛けたこともある。

勿論リウェルトして縫う土台自体作り直せばいい。

マッケイ製法の場合、中底が縫う土台の為土台自体使えなければ中もしくは底の方から革補強すればいい。出来る構造なら中底新しく作ればいい。

色んな方法を駆使すれば、気に入ったお靴の寿命を延ばす事が出来るかもです。

【今回お修理頂いたお客様のお声】

余談ですが、私、草野球やってるんです。
最近キャッチャーミットがヘタって来たんで、修理にいくらかかるか聞いたところ、「修理代にちょっとプラスしたら新品(既製品)が買えるくらいかかります。」って言われたんです。あー、そんな時代やねんなーって思いました。
8万のクロケットを3万で修理するのも、5万のキャッチャーミットを2万で修理するのも時代遅れなのかなーとちょっとさみしくなりました。
クロケットは、東京の丸の内で出会って、これや!思ったけど、即買せずに1日考えて出直して、やっぱり欲しくて買って、キャッチャーミットは、初めて3割打てた自分への御褒美に、手形まで取ってオーダーした、自分にとっての逸品?⚾
靴も野球道具も、職人さんの後継者不足は深刻なようで、修理しながら使うのは難しくなってきてるみたいやけど、お金と時間に余裕がある限り、私は、自分の持ち物を大事に使い続けたいと思ってます。

愛着ある靴、その価値はご本人が決める事。

でももう直せないか?

諦めてしまう前によかったらご相談ください。

なんとかなる場合、結構ありますよ。(ならん場合もありますし、その場で直るか即答できない事もあります。その時はごめんなさい)

皆様のご来店をお待ちしております。

デザイン名なに?

ストレートチップ

パンチドキャップトウ

クォーターブローグ

セミブローグ

フルブローグ

その他諸々

いろんな呼び方、カテゴリーありますね。

大体どれかに当てはまる

こちらの靴はどれにも当てはまらん?

ウイングチップです。

メダリオンなしプレーンなつま先

そしてアデレード型切り返し穴飾りパンチング

TLB Mallorca Model 548

今までに他ブランドでもこのデザインバランスの靴は何度か取り扱いした事あるんですがなんて呼ぶか?何に属するかとか考えたことなかった。

一つ言えるのは、絶妙やん!!

TLB Mallorcaにはオーソドックスなフルブローグ、セミブローグ、クォーターブローグも存在します。

当初、私はフルブローグを田中十靴店に加えるつもりでデザイン探したんです

「あ、これや」と直感で選んだデザインがこのモデル548やったんですね。結果よう考えたらウイングチップではあるけどフルブローグではないしアデレードやしのカテゴリーに属さないデザインやったと

メダリオンが入ってるとフルブローグなところつま先は飾り無し

主張はするけど控えるところは控える男前

飾りのバランスだけ見たらフルでもセミでもなくクォーターやな

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トウはショートノーズ、ラウンドと言うかアーモンドというか

なんしかウイングとアデレードの曲線とマッチしてる

兎に角テンコ盛りのようでいて、洗練された美しい靴に仕上がってます!!

底材、ドイツのJ.Rendenbach社製オークバーク、田中十靴店仕様

上等です

  • TLB Mallorcaモデル:548
  • 価格:¥69,300(税込)(シューキーパーは付属しておりません)
  • ラスト:OLIVER
  • 素材:BOX CALF
  • 色:NEGRO(ブラック)
  • 素材:Single leather sole(J.レンデンバッハ社製オークバーク)
  • 製法:Goodyear Welted

フルブローグ、ウイングチップの延長でコーディネートするもよし

クォーターブローグのバランスと思ってコーディネートもいい

ほんのちょっと違う合わせが出来るはず

また靴のデザインは大まかに見れば限られてる

何にも属してない靴

他の人と被らない

ちょっとした違いを生み出す

あ?そう言えば昔ウイングアデレードなんて呼んでたっけ?

皆様のご来店を心よりお待ちしております。

インソール

足の裏支えるのに目的に応じて色んなインソールがありますね。

田中十靴店ではサイズ調整を行う為革のインソールをご用意してます。

当店取り扱いの靴、または持ち込まれるお靴のインソールはほぼ革故、出来る限りおんなし感覚で履けるように。

また、ただインソールをのっけるのではなく、元の靴のインソールと一体化するように隙間なく切り出し貼りつけます。

このインソール使ってます。

勝手にその形状からシャモジと呼んでます。(このインソールのいい所、厚みが均等である事。フィット感にムラがない)

昔、デカいサイズの靴に対応する為にもっとデカい革インソール作ってくれ~作ってくれ~言うてたらメーカーさん作ってくれました。当時特注革インソール。(今は業務用で販売されてる)

靴のインソールに合わせて切り出した革インソール

ちょっとフィット感がイマイチな靴の調整や、既成靴を履くとなるとお足の特徴上どんどんサイズ下げてしまい捨て寸が上手く取れない方々なんかにも有効ですよ。

因みに、前職で取り扱いさせてもらった事のある某靴メーカーのパターンオーダーシステムでもインソールによるサイズフィッティングありましたよ。(そん時はインソール踵部分釘留めされてたけど)

パターンオーダーでは木型に盛ってお足の特徴に合わせていく方法があります。でもインソールが一枚加わったサイズ感の状態を作るには木型を削らねばなりません。それってまた別の木型作るってことやから...木型作るってことはパターンオーダーの範疇じゃなくビスポークの領域。

逆に革インソールはそれを作ることで後から違う木型に変えてしまう事が出来る。

これってお足にも掛かるコスト的にも優しい加工なんですよね。

インソールの抜け殻

田中十靴店ではインソールの型紙作って革のインソールを隙間ない形状に切り出し貼りつけ半敷元に戻します。お足の形状に応じて二枚重ね(3枚はやったことないな)前半分のみ、後ろ半分のみ、またはその組み合わせによって調整します。

田中十靴店では、どちらのお靴でも革インソールによる加工、またお修理、磨きを承っております。

革インソールサイズ調整 価格:¥2,640~

半敷も上から貼って出来上がり

余談

こんな方法もあるって話です。

勿論履き始めから履き込んでまでストレスなくフィットする靴を追い求めるのも楽しみの一つです。(足に馴染む楽しみ)

でもメチャメチャ見た目雰囲気好きやけど履き心地がしっくりこないなんて靴を色んな工夫して履くのもアリじゃないでしょうか?

靴選ぶ基準も色々。一つじゃないと思います。(特に既成靴)

いろんな方向から革靴楽しめるようになろう思います。

オトナローファー

タッセルローファーは比較的歴史の浅いデザインなんですね。

オールデンがハリウッド俳優の誰やっけ?の為に作ったデザイン。

ボンボリ付きローファー。

その後、スーツスタイルにタッセルローファーを合わせるのがアメリカの金融街で流行し世界中に広まった。

なんて感じやったと思います。(ちゃんと調べろや俺)

ある年代ではおっちゃん靴の定番みたいなイメージ。

特に履き口が広くてバンプがちっちゃいタッセルローファーはおっちゃん臭いと思う方も…

あとヤンキーファッションにもよく合わされていたような…

今日から俺はとか見直したら誰か履いてへんかな?(因みにバンプちっちゃいローファーわたしゃ好物です)

ただ!!今の今、このデザインむしろ大定番!!

世の中の服装のカジュアル化にフィットし普通に受け入れられるデザインじゃないでしょうか?

TLB Mallorca、スペインはマヨルカ島のシューメーカー。

アメリカ発祥のタッセルローファーにTLB Mallorcaのクラシックなテイストを守りながらラテン臭を絶妙にミックスするモデルを田中十靴店でオーダーさせて頂きました。

ご覧下さい

トウのボリューム感、洗練されていながら愛嬌がある。

そしてこのアッパーに楕円を描く摘みモカが足元に立体感、表情を与える!!

革継いでる訳じゃないから縫う必要はないんですよね。

(しかもこのステッチ手縫いやし)

でも装飾としてこのステッチは外せない!!

ジャケットスタイルに

紺色とこのバーガンディーやっぱり合います!!

という事はジーパンとの相性も抜群。

先の話に戻りますが、アメリカの金融街でこのデザインが流行った。

当然スーツスタイルに履いてたんでしょう。

使える幅、広いな。

そしてどことなくこのTLB Mallorcaのタッセルローファー

おっちゃん臭いじゃなく、大人な香りがするのは私だけでしょうか?

(ええ歳こいたおっさんが言うのもなんですが)

「洗練されてる」「エレガント」「色気ある」そんなとこ。

話はとんで、細かなディティール。

この履き口の両サイドに革紐ではなく掬い縫いが!?

勿論手縫い。

ここが田中十靴店でセレクトさせて頂いたポイントなんです。

ここにちょっとしたラテン系遊び心を感じた。

さり気ない違いを演出するんですよ、これが。

もう一つ

色はBURDEOS(バーガンディ)

コードバンでもガラスカーフでもなく

独特のムラ感あるミュージアムカーフを使いました。

クラシック+ラテンに田中十靴店の遊び心をもひとつ添えて。

光の当たり加減でダークにも鮮やかなボルドーにも見えるミュージアムカーフ

シンプルにシングルレザー、チャネル仕上げ。

半敷もミュージアムカーフ

  • TLB Mallorcaモデル:546
  • 価格:¥51,000(消費税込¥56,100)(シューキーパーは付属しておりません)
  • ラスト:JONES
  • 素材:MUSEUM CALF
  • 色:BURDEOS(バーガンディー)
  • 素材:Single leather sole
  • 製法:Goodyear Welted
田中十靴店の鏡、戦前の物。実は右側に立つと細く見える

カジュアルな気分、雰囲気を出しながら気持ちドレッシーに大人っぽい靴(ええ大人やけど)

しかも定番デザインでありながらさり気なく遊び心のある

TLB Mallorcaのタッセルローファー Model 546のバーガンディーおススメです。

皆様のご来店をお待ちしております。