説明
素材 Bovine leather(成牛)
色 Black
底材 Single leather sole
製法 Hand sewn welted
ウィズ F
※木型に沿ったハンドメイドシューツリー付属しております。
価格はシューツリー込の価格です。
※店主Size85F 他ブランド Crockett & Jones 85E、CARMINA 85E、Gaziano Girling 9E、TLB Mallorca 85F
デザインはオーソドックスな内羽根式のパンチドキャップトウ
ですがデザインのバランスを再構築しパターンから作成を依頼した
田中十靴店エクスクルーシブのパンチドキャップトウです
具体的には、Saint Crispin’s通常のパンチドキャップトウよりキャップを短く、小さくしてもらい、その分Facing(レース部分)を前にせり出すよう依頼しました
これを何故行ったのか?
Saint Crispin’sの美しくエレガントなラストの靴を履きたい
でも、エレガントなラストにエレガントなデザインをそのまま重ねると
体格とのバランスによっては足元だけが強調され、靴が実際以上に長く、大きく見えてしまうことがあります
特に欧米人と比較して身長が低く、脚も短い傾向にある日本人にとって
「エレガントな靴を履きたい、でもエレガント過ぎると足だけが誇張されて見える」
このジレンマとずっと戦ってきた感があります
そこで何故こんな事をしたいのか?
職人に上記の内容をそのまんま余すことなく伝え、新しいパターン作成となりました。
Saint Crispin’sのエレガントなラストそのものの美しさには手を加えず
デザインのバランスで見え方を変える為、キャップを小さくし
その分Facingを前へせり出すようにしました
キャップが大きいほどつま先の美しさが強調される
その美しさが強調され過ぎるのを敢えて抑えることで、ラストの美しさはそのままに靴単体のエレガントさが前面に出過ぎないデザインの完成となりました
そして今回使用した革がBovine leather
これは革リストでなんかこのモデルにぴったりの革がないか探している時にたまたま見つけた革です
成熟した成牛から採られる、天然の油脂分を多く含んだ頑丈な牛革で
ドイツやアルプス地方では伝統的な靴や馬具などにも使われてきた革です
この革でパンチドキャップトウを作りたいと伝えたところ
職人から「この革にパンチングやギンピングを施したことは今までにないので、どのような仕上がりになるか分からない」とのこと
それなら一度試してみましょうということで
実際に革にパンチングとギンピングを施したサンプルを作ってもらい
仕上がりを確認してから今回の製作となりました
※この話からも分かる様にBovine leather でドレッシーなモデルを作ったのはウチが初めてです
エレガントなラストとオーソドックスなパンチドキャップトウ
そこに本来はもっと無骨な靴に使われるBovine leather
ついでにこの雰囲気の締めくくりとしてメタルアイレット付け足し
この靴をぶっちゃけて表現すると、格好良くない格好良さ
それを本来滅茶滅茶エレガントなサンクリスピンで表現した
そんな感じです
是非いつもの足元に少しの変化を加えてみてください














