オーストリアのウィーン市街にあるサンクリスピンショールームにてフィリップカー氏と商談。
サンクリスピンの靴は靴の元になる木型(シルエット)とデザイン、革質、細かいデザインの仕様変更にまで対応してくれるのが魅力。フィリップはパーフォレーション(靴の穴飾り)の大きさまで変えれるからどうする?と聞いてくれました。さすがオーダー靴を多く手掛けるメーカーです。
履き心地を確かめるべくフィッティングもその場で行いました。自分のサイズの前後サイズも履き感触を確かめる。フィリップ氏自身が私の足を計測し靴を履かせてくれました。(履かせてもらうことがほぼないのでいい気分)ハンドソーンウェルテッド製法によるその履き心地はまさに足に纏わりつく感じ。靴自体の丸さを足に感じるものです。
木型は、サンクリスピンの中で王道のエッグトウラストと一番シャープなチゼルトウラストを選択。
また思いつきで言ってみた田中十靴店の特別な黒(光の加減で真っ黒ではない)、革の色から作ってくれました。
やはりやりたいことは言ってみるもんですね。
そしてサンクリスピンはコミュニケーションにより新しい物を生み出していこうとするメーカー。今後も密にコミュニケーションをとり素晴らしい靴を作り上げご紹介出来る事でしょう。