サンクリスピンはオーストリアのシューメーカー。
こちらの靴との出会いは、前職のシューズセレクトショップで取り扱われたのがきっかけです。まず目がいったのはその靴自体のフォルム。手縫いで縫い付けられることによる見た目の立体感、ミシンで縫う事では出せない繊細な曲線を描いていることでした。
勿論それは履き心地にも反映されます。足入時に靴の丸みを感じることが出来ます。歩行時には足の動きと靴の屈曲の連動を感じることが出来るのです。これは手で縫い付けられるハンドソーンウェルテッドシューズの醍醐味ですね。
また伝統にのみにとらわれず、その確かな技術にモダンでユニークなデザインが加わっていることも特筆すべき点です。
道具として重要な履き心地、丈夫さのみならず、足元にモダンな雰囲気を醸し出すデザイン、革靴の持つ美しさ、全てが最高水準の靴、それがサンクリピンです。
サンクリスピンは、 東欧の伝統的な手縫いによる靴づくり技術を継承するルーマニアの工場にて生産されています。熟練職人28人によるハンドソーンウェルテッド製法にて生産される靴故、年間生産数は約1500足に限られ非常に希少な靴とも言えます。
希少な靴サンクリスピンの世界観を田中十靴店のフィルターを通してご紹介させて頂きます。是非お試し下さい。