お修理は爆発だ!!

田中十靴店ではどちらのお靴でもお修理も承っております。

前職から靴屋として16年、それこそとんでもない数のお修理をお受けし、とんでもない数のお修理例を見てきました。

勿論、自分の靴も修理しながら履いていますし、数々の実験的修理も繰り返してまいりました。

修理は出来るだけ元の状態に近づけ、道具として再び使用する為の強度を補う作業と思います。

しかし、修理という機会を利用し、何かを付け加えたり変える事で自分のオリジナル靴へと昇華させるのも至福に満ちた革靴ライフに繋がるのでは?と思いちょっとした改造をおススメする事もあります。

堅苦しいですな

いっちょ改造修理例を見て行きましょう!!

ご覧ください

内羽根式フルブローグ

3/4ウェルトでヒール釘留めではなく、ヒールまでぐるり一周ウェルト(鉢巻)

ストームウェルトまでいかずシングルウェルトなのがミソで、ボリューミーでありながらドレスにも対応するこちらの靴。

Vibram528 タンク型スポンジソールに交換。

絶妙のウェルト仕様とソールとの相性がポイント!!

ドレス仕様のフルブローグでありながらウェルトぐるり一周の為、底材の厚みに負けない。上から見るとシングルウェルトの為ドレス靴の要素も壊さない!!

ガシガシ履いて下さい。ドレスの崩しに使うもよし、カジュアルな服装にドレス靴を落とし込むもよし!!

因みにこの仕様 価格¥14,300(税込)也

トリッカーズのトップリフト

革とゴムのコンビ(V字)からビブラムコマンドに交換

これも立派な改造ですよね。見た目も格好いいと思います!!

滑りが気になる方にはおススメです。

前半分貼られる方も多いですが滑るのはこの踵の部分です。

革底の良さである撓りや通気性を維持したままグリップ力を高める。

結構理想的なお修理かと思います。

トップリフトには色んなパターンありますし楽しんでみてもいいと思います。

因みにトップリフト ビブラムコマンド¥3,300(税込)~

他の部材、価格¥2,750(税込)~也

※部材、減り具合によって価格は変わります。

つま先スチール補強

基本新品の状態でお付けします。ネジ留めの為減った状態に付けるのはおススメしてません。(革補修してその上からスチール付けることはあります)

つま先は減ったら後から、つま先部分だけ革やゴムで補強できます。

スチール付けないといけない訳じゃない。

スチールは減らないというメリットがありますが床を傷つけたりスチールである事で滑るなんていうデメリットもあります。

あとネジ止めやからネジ馬鹿になって外れたら同じネジ穴使うと弱い為、基本的には革かゴムで補修します。

個人的には減ったら減った分補修して履く派です。

でも見た目恰好ええから付ける時あります!!

それも一つの理由ですよね。

これも歴とした改造やと思います。

因みにスチール補強 部材トライアンフ¥4,950(税込)也

革底ペコペコになったからオールソール

革底にてお修理

なんとソール交換を機にウエストのウェルトを縫わずギリギリまで削って

ウエスト部をマッケイ掛け。前半分グッドイヤーウェルト仕様!!

ほんに自分だけの拘り、好奇心?探求心?

履いた時の立体感半端ないですよ

こちらCrockett&Jonesのお靴ヒールの高さは真っ新の状態でウェルト込2.5センチくらい。ジョンロブさんのお靴なんかは3センチくらいかな?

現行よりヒール高くしました。(ウエストの括れを際立たせるため)

因みにこの仕様のオールソール交換¥24,200(税込)~也

普通のオールソールは革底¥16,500(税込)~

         ゴム底¥12,100(税込)~

※使用する部材や仕様によって価格は変わります。

サンクリスピンのお靴はウエストはペース留め

オールソールを機にVibram269にチェンジ!!

ウエスト部分にマッケイ掛け、前半分ウェルトを縫って底付け。

Vibram269という部材、ウエスタンブーツなんかに使用する部材。

この部材、厚みに差がある。ウエスト部分は地面接地部分より薄くなってる。

こういう縦に立体感のあるラバーソール、実はあんまりないんですよね。(そりゃそうですゴムを型に流し込んで作る訳ですから厚みに違いあると面倒くさいはず)

ドレッシーなラバーソールとしておススメしてます!!

因みに¥13,200(税込み)~也

これからお修理して、クリーニング、磨いてお渡しする靴たち。

部分修理 約1~2週間

オールソール 約一か月

田中十靴店ではお修理でお預かりした靴は必要なメンテナンス、磨きやハイシャインをした上でお渡しとなります。そこまでがお修理と考えております。

お気軽にお修理お持ち込み、ご相談ください。

皆様のご来店をお待ちしております。

黒のカジュアル 其の2

田中十靴店が色、革、底材等を指定し拘りぬいた新作!!

依然のブログなんか久々!!でもご紹介さえて頂いたシングルモンク。

そのスエードバージョン、しかも黒!!

ここんとこ黒でカジュアル感出したい気分なんです。(以前、黒のカジュアルなるブログをアップしました)

割とすんなり取り入れられて尚且つ、ちょっと人とは被らないほんのちょっとの個性。

あ~。起毛してるスエード素材なら黒で丁度いい塩梅やな。

てな具合です。

そしてデザインはなんか久々なシングルモンク!!

どれだけ使いやすいか。

シンプルなシングルモンクなのでスーツスタイルにもハマる。

ソリッドな生地のスーツには、程よく和らげるアイテムとして。

勿論、起毛系の素材スーツ、ジャケットには抜群に溶け込む。

そして私は…

ピンクのジャケット羽織ってやりましたよ!!

夏はパッションで乗り切るんです。ブログ革靴パッション!!の続きです。

(個人的には、ええ歳なったからこそ着れる色とかデザインあると思うんですよ。自己満足ですが…)

足元にスエード素材の柔らかさでカジュアル感を出しながら黒で引き締め。

どんだけ使いやすいか。

話長いですね。

靴自体をじっくり観て行きましょう!!

このラウンドトウとのデザインバランス。絶妙です!ナイスです!

横から見ると履き口とバンプのバランスも凄くクラシック

それでいてつま先のこの立体的な落ち方。

見事ですTLB Mallorca!!

ここも気に入ってます。

革のループにベルト通すところ。

主張し過ぎる事のないVフロント。

革底。

素材はドイツのJ.Rendenbach社製オークバーク

この底材はいい!!(高かったけど)

好んでこの底材の靴を履いてます。結構固いんです。でも履き込んで返りが付くといい感じにシナってくれる。革底もクッション性と言うんでしょうか?地面をとらえてるんですけど感じない感じ?(一回履いてみて下さい)

某イギリスメーカーの上級ラインなんかもこの底材使用と言われていますね。

  • TLB Mallorcaモデル:543
  • 価格:¥69,300(税込)(シューキーパーは付属しておりません)
  • ラスト:OLIVER
  • 素材:ANTE CALF(CHARLES・F・STEAD社スーパーバックスエード)
  • 色:NEGRO(ブラック)
  • 素材:Single leather sole(J.レンデンバッハ社製オークバーク)
  • 製法:Goodyear Welted

実は、スエードの黒のローファーが少し前、気持ち流行ったかな?と頭の片隅に記憶しておりました。

なので違う事しよう。

ローファーとシングルモンク、同じスエード黒でもほんのちょっと着地点違うコーディネートが完成するはずです。是非お試し下さい。

皆様のご来店をお待ちしております。

革靴パッション!!

今日は晴れ

天気予報ではいつまた降るかわからん状況。

でも、そうこうしている内にもうすぐ梅雨明け!!

もうすぐ灼熱の太陽さんお目見えです。

ここは一つ、革靴パッション(深い意味なし語呂がええかなおもて)

で乗り切りましょう!!

暑いなりの恰好を楽しめばいい。

芯なし薄手のコットンリネンチェックジャケット、紺色コットンパンツでスカーフっぽいネクタイ。これでもか柄に柄ぶつけて~!?

足元にシンプルSaint Crispin’s Model 118 Two eyelets Derby!!

パッションです

情熱です

暑い夏は弾けたもん勝ちです!!

ラテンなバーガンディー、田中十靴店のSaint Crispin’s Model 118

オーストリアのシューメーカーSaint Crispin’s ゲルマン系らしく質実剛健どっしり靴の流れを組みながら、生産はルーマニア。ルーマニアは実はラテン系のお国柄。いい感じに融合しているのがSaint Crispin’sの良さ!!

イングランド製のお靴なんかはバーガンディーと言えば紫が強い印象ですね。

ラテン系のバーガンディーは赤が強い。まさに足元パッション!!

アッパーに使っている革はクラストカーフ。Saint Crispin’sのお家芸とも言える手仕上げによる色入れ。複雑なお色なんですよ。透明感があって光の加減で色んな表情を見せてくれる。

シンプルなデザインTwo eyelets Derby

シンプルでありながらインパクト情熱カラー

でありながらスタイルを引き締めてくれるのが

このウエストの括れの美しさ!!

ペイス留めによる美しいウエスト。履きこむ事でよりしなるレザーソール。

後ろからも見事な立体的踏まずの持ち上がり!!

勿論この部分が履き心地の肝でもあります。

踵、カウンターの芯めっちゃ長いです、ロングカウンター。

後ろ半分ガッチリホールド。前半分ハンドソーンによる柔らかさ。

Saint Crispin’s MODEL 118

  • 価格:¥232,100(税込)(シューキーパー込)
  • ラスト CLASSIC
  • 素材 CRU
  • 色 BURGUNDY
  • 底材 Single leather sole
  • 製法 Hand sewn welted
  • ウィズ F

商品ページはこちら

もうホントに言うてる間です。灼熱のお日さんが顔見せます!!

少し崩してもいい。涼しく見えるお洋服。

気持ちを開放しながら足元で引き締めてやりましょう!!

皆様のご来店をお待ちしております。

なんか久々!!

先日入荷しました新作TLB MallorcaのModel543!!

シングルモンクですね。メチャメチャ定番デザイン。

でも自分的には結構な年数遠ざかってたんじゃないかな?

今やダブルモンクが定番なイメージですからね。

逆に凄く新鮮に感じるんですよ。

ここは奇をてらわず、どこまでもオーソドックスに。

ラウンドトウ、ボックスカーフのブラック。

適度にふっくら、それでいて足を美しく見せてくれるつま先形状。

プレーントウシングルモンク。

艶感なめらかですね。

シングルレザーソール。

グッと内に入った踏まず。この括れがお足をしっかり固定。

そして見た目的にもグラマラスに見せてくれる。

TLB Mallorcaの靴は踵からこの踏まずにかけてのホールド感が秀逸。

後ろ半分で履く感覚。前半分に適正なゆとりを生み出す。

ただ単に括れているのでなくアッパー踏まず部分木型しっかり盛ってるので

わらう事もない。

前職で取り扱った経験のあるスペインの某メーカーもそうですが

スペイン靴、TLB Mallorcaホントに木型立体的!!

今回、底材はドイツのJ.Rendenbach社製オークバーク付けてもらいました。

モンク=修道僧

修道僧が履いていたストラップとバックルで足を固定する靴からヒントを得て生まれたその名もモンクストラップ。

本来はスーツスタイルには紐靴ですがモンクが正装に用いたデザインだけにこちらスーツスタイルに合わせていい唯一の紐無し靴と言っていいっでしょう。

ローファーと一緒で脱ぎ履きしやすい。なのにドレッシー!!紐靴よりくだけててローファーよりドレッシー。この匙加減が今グッときます!

このバックルもなんか自分では新鮮なんです。

革のループに通す感じ。

  • TLB Mallorcaモデル:543
  • 価格:¥69,300(税込)(シューキーパーは付属しておりません)
  • ラスト:OLIVER
  • 素材:BOX CALF
  • 色:NEGRO(ブラック)
  • 素材:Single leather sole(J.レンデンバッハ社製オークバーク)
  • 製法:Goodyear Welted

雨あがりました。

突然猛烈に暑いです。

でもいい塩梅に足元から引き締めるスタイルで夏を過ごすのは如何でしょう?

定番でありながら新鮮なTLB Mallorca シングルモンクを是非お試しください。

ご来店をお待ちしております。

TLB Mallorca NEWARRIVAL

セール真っ只中ですね。でもそろそろ落ち着いてきたのかな?

田中十靴店はこのタイミングで?

新作のご紹介!!

ご覧ください。

  • TLB Mallorcaモデル:546
  • 価格:¥56,100(税込)(シューキーパーは付属しておりません)
  • ラスト:JONES
  • 素材:MUSEUM CALF
  • 色:BURDEOS(バーガンディー)
  • 素材:Single leather sole
  • 製法:Goodyear Welted

コードヴァンでもガラスレザーでもなくミュージアムカーフで定番バーガンディータッセルローファーを表現してみたかった。

  • TLB Mallorcaモデル:543
  • 価格:¥69,300(税込)(シューキーパーは付属しておりません)
  • ラスト:OLIVER
  • 素材:ANTE CALF(CHARLES・F・STEAD社スーパーバックスエード)
  • 色:NEGRO(ブラック)
  • 素材:Single leather sole(J.レンデンバッハ社製オークバーク)
  • 製法:Goodyear Welted

ここ数年、黒スエードのローファーが密かに流行ったのかな?

なのでうちはシングルモンクにしてやりました。

  • TLB Mallorcaモデル:543
  • 価格:¥69,300(税込)(シューキーパーは付属しておりません)
  • ラスト:OLIVER
  • 素材:BOX CALF
  • 色:NEGRO(ブラック)
  • 素材:Single leather sole(J.レンデンバッハ社製オークバーク)
  • 製法:Goodyear Welted

ダブルモンクが大定番化して久しい昨今。

シングルモンクが大人に見えてきて作っちゃいました!!

  • TLB Mallorcaモデル:548
  • 価格:¥69,300(税込)(シューキーパーは付属しておりません)
  • ラスト:OLIVER
  • 素材:BOX CALF
  • 色:NEGRO(ブラック)
  • 素材:Single leather sole(J.レンデンバッハ社製オークバーク)
  • 製法:Goodyear Welted

田中十靴店初ウイングチップ!!

ガッチリフルブローグよりは穴飾りのバランス控えめ

アデレードとウイングと、そして木型の組み合わせが秀逸!!

J.レンデンバッハ社製オークバークソール
TLB Mallorca 546 MUSEUM CALF BURDEOS

また詳しくご紹介していきたいと思います。

とりあえずは、入荷速報という事で。

皆様のご来店を心よりお待ちしております。

ファサファサブラシ

お気に入りのブラシが入荷しました!!

SANOHATA BRUSH

SANOHATA たてがみ ¥4,950(税込)

馬のたてがみ!!

これでブラッシングすると病みつきになります。

ポイントは普通の馬毛より繊維が細かくしなやかでソフト、山羊毛より繊維は太くコシはあり、毛抜けが少ない。

奥:SANOHATAたてがみ 手前:SANOHATA豚毛

他のSANOHATA BRUSH シリーズに比べ、毛足が長い

手前は愛用中のSANOHATA豚毛、毛足 真ん中 約22㎜ 端 約25㎜

SANOHATAたてがみは、均一に約26㎜

他のブラシに比べ、毛足が長い事により当たりが滑らかになる。

靴に纏わりつく馬のたてがみ!!

小さいのに広い面で靴をブラッシング!!

そしてその使い心地は、ファサファサ。

滑らか、そして軽い使い心地。

SANOHATA BRUSHは総じて言えますね。使い心地が軽い。また軽く感じるように出来ている。

そんなSANOHATA たてがみブラシ。

このファサファサブラシ

埃落としに使うのもいいですが、私は断然この使い方!!

靴メンテナンスの総仕上げ!!

SANOHATA たてがみにちょっと水振ってブラシに馴染ませ

ファサファサブラッシング!!

のっかってるクリームに水分を加え、摩擦する事で全体の艶出し!!

勿論、ハイシャインした靴の仕上げに使ってもいいですね。

キメ細かな艶が楽しめます。

SANOHATA BRUSH たてがみ 

その仕上がり、使用感、一度使ったら病みつきになる事間違いなし!!

是非靴を履く、その為のお手入れに使ってみて下さい。

SANOHATA BRUSH 左:たてがみ 中:豚毛 右:馬毛
  • SANOHATA BRUSH たてがみ ¥4,950(税込)
  • SANOHATA BRUSH 豚毛 ¥4,950(税込)
  • SANOHATA BRUSH 馬毛 ¥5,280(税込)

フォーマルは難しいの~

フォーマルな服装

フォーマルな場

フォーマルてなんや?

今回は、フォーマルは難しいの~⁉というお話

それに合わせて一足ご紹介したい靴があるんです。

礼装には昼と夜に着るもの二種類存在します。

昼に行われるのが式。夜に行われるものが会(パーティー)

昼の式に着る礼装がその名もモーニングコート。

夜は夜でイブニングコートてな感じ。(今はイブニングコートよりタキシードが主流らしいがどっちにしろ着ないから実感が湧かん)

因みに、礼装の名前自体が思いっきり時間を意味していますね。二種類の礼装は昼と夜で区別されているんです。

しかもモーニングなりイブニングなりにルールに則ったネクタイなりベストなり靴をすべて合わせ、皆がそれを揃えて着る事で初めてフォーマルな場は成立します。揃ってなかったらそれはフォーマルとはならないんですね。

むずい…難ず過ぎる。

今回ご紹介の靴はその礼装、しかも昼の式に履く事と定められている靴のご紹介。(夜の会に履くのはドレスパンプス、エナメル)

TLB Mallorca MODEL:502

TLB Mallorca MODEL:502 兎に角オーソドックスで主張し過ぎる事のないシルエット、セミスクエア。長すぎる事無くコンパクト、踵の収まりいいですよ。

そう!大定番のストレートチップバルモラル(内羽根式)黒

因みに式の礼装に合わせるストレートチップは内羽根式の黒です。

ちょっとこっぱずかしいですが頑張ってみましたよ。

私は頑張ってここまで。略礼服ブラックスーツ。

厳密にいうと式に合わせるタイは黒のボータイではないんかな。(黒のボータイは夜のタキシードに合わせるアクセサリー、混ざっちゃった。頑張ってyoutube動画見ながらボータイ巻いたので許してください。普段付けないんで)

式に着る正装の決められたルールの中で、合わせる靴はストレートチップ内羽根式の黒と決まってるんです。

なので式においての最上級のドレスアップをする機会が例え無くとも一足は持っておくべき靴ですね。

礼服のパンツの裾はシングルです

誰に指摘されずとも自分の中の最低限のエチケットとして安心できますから。

ルールとしてフルドレスに対応する黒内羽根ストレートチップ。ここまで来るとその時にしか履けない格式ばったイメージをも湧いてきますが

例えば礼装ルール外の靴はルールに沿ってないんやからドレスアップは出来ませんがストレートチップ内羽根式の黒、フルドレスに対応しながらドレスダウンなら当然出来る。

響きはあんまり良くないですが、洋服着るならドレスダウンしていくのが理に適ってると思うんですよね。洋服の歴史がそうやから。因みにフォーマルの対義語にあたるのはカジュアルではなくインフォーマル。(やっぱ難しいの~)

いや~やっと寛げた。

ジャケットスタイルにストレートチップ内羽根式の黒。

ブラックスーツから普段のスーツへ。

そして更にドレスダウンしてジャケットスタイル。

ここまでやったらドレスダウン可能かな?

一足あると安心、そしてドレスダウンして普段のお仕事スタイルにも使用可能な黒内羽式ストレートチップ。

そして、今まで全体コーディネートの話ばかりでしたがここ!!

TLB Mallorcaのストレートチップの底材はTLBシティーラバーソールです。

ひっくり返さないと分からないくらい見た目はドレッシーに見えるシティーラバーソールを装備する事で尚更安心な一足となってます。

  • TLB Mallorcaモデル:502
  • 価格:¥55,000(税込)(シューキーパーは付属しておりません)
  • ラスト:ALAN
  • 素材:BOX CALF
  • 色:NEGRO
  • 素材:TLBシティラバーソール
  • 製法:Goodyear Welted

(余談)

20代後半、友人の結婚式に画像のブラックスーツ、ストレートチップで出席しました。(ネクタイはグレーっぽいの)

式全体を見渡すと、ご親族以外ほぼブラックスーツ着てなかった。

広い意味でのフォーマルとはその式のドレスコードを全ての人が守り揃える事でフォーマルな場として成立します。

そういう意味で一人浮いていた私は一番揃ってないんでフォーマルじゃなかったなんて事に…

やっぱフォーマルは難しいの~。

私の周り、日本においてこんな本気の礼装、時間の概念等はあまりないと言っていい。(式と会がセットになってるのが普通)

ルールに則った完全な礼装する機会もないでしょう。

昼の式にはモーニングコート着て、夜の会(パーティー)にはイブニングコート

そんなん持ってないし指定されるのって王族とかちゃうか?

着る機会はなくともそういうルールが存在するんやという事は忘れずにストレートチップ内羽根式の黒、履きたいなと思ってます。やっぱり合わせ方違ってくると思うので。

皆様のご来店をお待ちしております。

熟成20年物

熟成して飴色なってますわ~。

二十歳の時です。まだ靴業界で仕事する前ですね。

関信義さんの靴をオーダーする機会に恵まれました。

ビスポークは測り手と作り手が一緒。

私がオーダーしたのはどっちかというとスミズーラという言葉の方が

意味が近いのかな?

オーダー出来るお店で測ってもらい木型、靴づくりは関信義さんに。

仮縫いもしましたよ。

当時は、ちょっと踵が緩いとか言って修正してもらいましたよ。

お願いしたのはこのモデル。

ホールカット。

ワンピースとも言いますね。一枚革のとてもシンプルなデザイン。

このデザインとシルエット、色になったのは、ベルルッティのホールカット恰好ええなー、イギリスのラウンドトウ恰好ええなーとそれが交じり合ってこうなりました。

なんかミーハーな感じですね。

でもこの感覚は今も変わらず。

イタリア靴だからとかイギリス靴はこうでなければとかいうのはあまりありません。

好みを超越したその物のバランスや良さってあると思ってるんですよね。

さて、靴の話に戻りましょうね。

私のホールカットはなんと一周継ぎ目なし!!

これ私注文してません。

「継ぎ目なしにしといたから」と言われて「はいそうですか?」

で終わりです。(こんな感じも昔ならではですね)

当時はフーンてな感じでしたが、これ職人技ですね。

どこも革縫わずに釣込んでこんだけの立体感ある形に纏める。凄いです。

この踵がなんとも言えない丸みを帯びていて美しい。

継ぎ目が無いから履き心地がどうとかありません。ホントに造形美の追求、自分だけの拘り、楽しみ。

因みにこの製法には向いてる革向いて無い革存在します。

しっかり厚みがあり弾力性ある革じゃないと釣込めない、割れてしまう。

(私がオーダーした革はあんまり向いてなかったはず。色が気に入ったので無理やり作ってもらった。出来てしまうのもまた凄い)

色は出来上がった当初、もっと緑やったような?

経年変化してますね。勝手にアンティーク風やと思ってます。

実は作りたいとお願いした際、お前にはまだ早いと断られた経緯があります。

そこを何とかと拝み倒して無理やり作ってもらった。(今ではこんな経緯あんまり聞かないですよね)

今ならなんで早いと言われたか、なんとなく分かります。

若い時と比べ、今の私の感覚からすれば少しきつい。(柔らかいし、長さは足りてるから今でも履ける)

20年(正確には22年)も経つとサイズの感覚も変わる事あるんですね。

私の場合、体重増えて足も広がったなんてオチもありますが...

とは言えフィッテイング感覚養うのにいい経験させてもらいました。

一つの物差しとなりましたんで。

ほんとに感覚なんて物は人それぞれですし、こればっかりは本人にしか分かりません。

(感覚の部分も考慮しながらでフィッティング出来るだけお手伝いさせて頂きます)

だからこそ色んな靴履いてみたいという欲求もずっと湧いてくるのかもしれませんね。

私の靴のような継ぎ目なしホールカット。

実は高い職人技術を擁するサンクリスピンでも一足からオーダーが可能です。

一足一足ハンドラスティング、ハンドソーンウェルテッドですから。

勿論、他のお靴をオーダーするより高いです(33万円~)

興味がおありでしたらお問い合わせください。ご来店頂ければフィッティング出来ますし、革見本を見て頂く事も出来ます。

皆様のお問い合わせ、ご来店をお待ちしております。

漆黒

一枚革

漆を塗ったような艶感

色の濃淡ではなく光の加減で見える表情

足元を引き締める漆黒の靴

革特有の丸みを帯びた角

何処までもドレッシーに履きこなしたくなる漆黒

光のみで境界のない靴に表情を与えるハイシャイン

TLB Mallorca アーティスタコレクションより漆黒のホールカットをセレクト

  • TLB Mallorcaモデル:108
  • 価格:¥67,100(税込)(シューキーパーは付属しておりません)
  • ラスト:PICASSO
  • 素材:BOX CALF
  • 色:NEGRO
  • 底材:Single leather sole
  • 製法:Goodyear Welted

お買い上げのお靴はいつまでもサービスで磨かせていただきます

黒を楽しむ為の靴 お試しください

ご来店をお待ちしております

ほんのちょっとなんです

今回のご紹介は田中十靴店の蒼いローファーSaint Crispin’s  MODEL 111FNA

Norwegian Loafer

ほんのちょっと細かく見ていきたいと思います。

やっぱりこのローファーの特徴といえばこのセンターの手仕事によるモカ縫いですね。Uモカ部分(拝みモカ)は当然革を継いでいますが、このセンターモカは革を継いでいる訳じゃありません。

バンプに同色系のスコッチグレインを持ってきてアクセント

スコッチグレインが下を潜りサドル部分はスムースレザー部分と一体型。

サドル部分革継いでません。

横もスムースレザーの部分はツルンとしてますね。

踵の中心からずらしてやっと革の継ぎ目到着。

踵の中心に継ぎ目を持ってこない所もにくい!!

デザイン的にステッチやコンビになっていたりと非常に表情豊かなこちらのSaint Crispin’s  MODEL 111FNA

3~4パーツで作られている靴が多いですが、こちらの靴は革2枚のパーツのみで出来てるんですね。

バンプ部分のスコッチグレインレザーは下潜ってますしある意味一枚の革を釣込んだようなイメージなんですよね。

サンクリスピンの他のモデルを見ても思うんですが、革の継ぎ目が少ない。

革を継ぐことによって生まれる恰好よいデザインもありますが継ぎ目が少ないことによって生まれる靴そのものの立体感てあると思うんです。

また革を継いだ方が製品としては作りやすいはず。

こんな細かい所に職人さんの「どや?」みたいなプライドを感じるんですよね。

Saint Crispin’s  MODEL 111FNA
Saint Crispin’s  MODEL 513

またちょっと細かい所のお話。

ほんのちょっとの事なんです。

下のモデル513パンチキャップがスタンダードなウエルト仕様(コバの張り出し)

上のモデル111FNAローファーのウエルトは一ミリだけコバの張り出し多く取ってるんです。

ほんの一ミリのちがいなんです。

モデル513パンチキャップは張り出しを極力抑えドレッシーに見せたかった。

モデル111FNAローファーはドレッシーでありながらちょっとボリューム感出したかった。ちょっとだけカジュアルな要素を加えて。

ほんとにほんのちょっとなんですよ。並べてみてようやく分かる?一ミリの張り出しの差。モデルの良さを邪魔せず壊さずちょっとだけ主張。

モデルの趣旨を伝え、サンクリスピンのフィリップにも相談しながら仕様決めました。

こんな細かい所にも拘り一足を作り上げるサンクリスピンが好きです。

そんなSaint Crispin’s  MODEL 111FNA

職人魂と細部への拘り、はたまた靴その物の立体感、高級感を持つ

Saint Crispin’s  MODEL 111FNAを

さり気なく?ともちょっと違うな

適当に?大分はなれたな

格好つけず?わりと近いかな

豪快に?お気楽に?履いてやりましょう!!

今回はチェックシャツ、ノータイ、ダボパン、ジャケットスタイル。

カジュアルなスタイルに勿論ハマるローファーですね。短パンとかも履いてみたいな。

スーツに気持ち遊びを加えるローファーとしてもお使いいただけます。

スーツをカジュアルな気分で着こなすのにも丁度いいと。

  • 価格:¥236,500(シューキーパー込)
  • ラスト Classic
  • 素材 CRU-SCO
  • 色 Navy-Navy
  • 底材 Single leather sole
  • 製法 Hand sewn welted
  • ウィズ F
  • 商品ページはこちら

そんな気分で履いちゃうのも恰好いいかなと思う今日この頃です。

皆様のご来店を心よりお待ちしております。