何故じゃ~どうしてじゃ~何故じゃ~

なんで私は靴のお手入れするんでしょう?

クリーム塗ったり、汚れおとしたり、時には洗ったり、またクリーム塗ったり。

なんでなのか考えると、今後の自分のお手入れ方法ルーティンが見えてくるのでは?

まず靴をいい状態に保つってどんな状態なんやろ?

十年履きたいな。十年後どんな状態が好ましい?

やっぱりひび割れてない状態で履きたいな。

そう!私が恐れるのは、主に履き皺から起こる革のひび割れ(クラック)

道具としては全然使えるけど、嗜好品としてはひび割れるとやっぱり悲しい気持ちになりますよね。

靴お手入れしとく事が身だしなみである事に違いありませんが、靴自体をいい状態に保つってのは、このひび割れを出来るだけ防ぐためにやってるんじゃないでしょうか?

メンテ類の進化もこれとの戦いだったと推測されます。

一昔前、靴のお手入れと言えばカンカンに入ってるポリッシュ(ワックス)でした。

靴に必要な油分(潤い)を与え、蝋で艶を出す。ポリッシュ塗って、水付けてブラシでガーみたいな。

これ塗ってピカッとしますが同時に蝋の層が靴の上に積み重なり結局は油分も酸化、硬化、新しい油分も浸透しにくくなり革が硬化しひび割れるってな事も。

そこでこれを和らげる為に作られたのがクリーム。

水分と油分と蝋成分を乳化させ分離しないようにしたクリームで靴全体に薄くのばせるように。

薄く塗りつつ革に必要な油分、水分を蝋でこれまた薄く蓋する感じ。

だから私は靴全体にはクリームを塗る。

ついでに近い色のクリームを塗って補色。

どっちかというと染料ベースのクリームの方が好き。(好みです)

ほんでもってなんでシューキーパー入れて靴磨く?

やっぱり、ひび割れさしたくないから。

ひび割れするのって主に屈曲部分の履き皺ですよね。

シューキーパー入れて皺のばして、皺入ってるところにも油分補給したい。

私はクリームを塗るときブラシを使います。(ペネトレィトブラシ)

なんでなん?

ブラシで刷り込む事で極力薄くクリームを延ばし、同時に皺を蝋で過度に埋めない(油分浸透しないことによる革の硬化防ぐ)為ブラシで塗る。

ついでにブラシならウェルト、アッパーの際にもクリーム塗ることが出来る。ウェルトも革です。理屈としてはここにも潤い与えたいですよね。

だから私はシューキーパー入れてブラシでクリームを塗る。

その後、なんででっかいブラシ使ってブラッシングするの?

ハリのある豚毛ブラシなんかでブラッシング。主に蝋に摩擦熱を加える事で艶が出ますね。勿論この作業、布でも摩擦熱加え艶出すこと出来る。

でもブラシなら摩擦熱を加えると同時に塗ったクリームを薄くのばしながら皺から掻き出すってな作業でもあります。

だから私はでっかい豚毛ブラシでブラッシングする。

もう一つ、お手入れルーティンの一つ

なんでたまにリムーバーを使うの?

これもひび割れを防ぐためという事になりますね。

水と乳化したクリームとはいえ含まれる成分は蝋と油。

蝋があまりに乗りすぎると油分も浸透しにくくなる。

また油分が酸化し硬化、革の硬化に繋がりひび割れを起こす原因になります。

リムーバーで蝋の層を除去し、酸化した油分を浮かしとる。

更にリムーバーであれば蝋、酸化した油分除去に加え界面活性剤により内部の汚れ(かいた汗による塩分等)も浮かしとる事が出来る。

リムーバーの主成分は水。昔は固く絞った布で靴を水拭きなんてのもやっぱり古いワックスを除去しひび割れ防止の為なんかな?

だから私はリムーバーを使う。

なんで光らすのつま先と踵?

これ今ままで書いてきた事にも繋がります。

つま先と踵、大概芯入ってます。よほどのことがない限り常に屈曲することないんですね。

だから私は屈曲する部分にはポリッシュせず、つま先と踵のみポリッシュに含まれる蝋でコーティングし艶を楽しむ。

ついでになんで汚れ落としやらクリーム塗ったりする前に、ブラシでほこり落としするの?普段もこまめに埃取っとくのはなんで?

ウエルトに埃溜まってると見た目良くない。埃かぶってない方が見た目いいに決まってる。

また、ホコリが革の中の油分を吸着してしまうこともあります。薄い茶色の靴の履きジワが黒ずんでいることがありますがこれは埃を取っておかないことでシワの谷間にホコリがたまり革の中の油分を吸って沈着するためでもあります。そのため、ブラッシングは革の油分を抜かないためにもしておいた方がいい。

でも何故馬毛が適してるのか?豚でも羊でもええやん?

実は馬毛ブラシは枝毛状です。細かい埃を掻き出すことに向いていて

摩擦熱+静電気起こすことで埃を吸着するんですね。

だから私は馬毛ブラシで埃を落とす。

ひび割れが嫌やから行う私のメンテナンス。

必要最低限な作業、思いっきり当たり前やんみたいなことかもしれませんが

何故その作業が必要なのかに焦点をあてて書いてみました。

もっともこれでいいのか?結果は10年後くらいには分かるかな?

一応十年以上このお手入れできて、お客様の靴も10年以上お手入れのお手伝いをさせて頂いてます。また自分で履いてるからこれはこれでいいのでしょう。

とは言え靴のお手入れは長丁場。

今後もメンテナンスの道具の進化、時代によって考え方は変わっていくでしょうし、今のやり方に固執せずいい物はどんどん取り入れて革靴を長く楽しみたいものですね。

たまになんでなん?を掘り下げていくと、自分流お手入れルーティンが出来上がるんじゃないでしょうか?

靴を履く事、靴自体の美、そしてお手入れ全部ひっくるめて楽しみましょう!!

色や

全体の印象をガラリと変える

靴の色

いつもの黒

ライトブラウンに

ガラリと雰囲気を変える事の出来る色、靴

TLB Mallorcaのブラインドブローグ、穴飾りのないウイングチップ

サイドに流れる流麗な革の継ぎ目

色合いを引き立てる

膨張することなく足を美しく見せるこの立体感

滑らかな色、シルエット

複雑で透明感あるライトブラウンのTLB Mallorca 106

TLB Mallorcaモデル:106
価格:¥67,100(税込)(シューキーパーは付属しておりません)
ラスト:PICASSO
素材:ANONEY VEGANO
色:CUERO
底材:Single leather sole
製法:Goodyear Welted
ウィズ:F

暑くなります

少し明るめトーンでのコーディネート

気分を変えましょう

皆様のご来店をお待ちしております

季節

暖かくなりました。

すぐそこまで暑い季節が近づいて来ています。

暑い季節の装いにサンクリスピン モデル108 French Norwegian apron derby

Saint Crispin’s 108 ¥236,500

このUチップ。一番の特徴はこのセンターにあるステッチ。ハンドソーンのモカ縫いが靴に立体感を与える。

暑い季節に涼感ある麻のスーツ。このUチップはスーツスタイルを壊さない。

更にドレスダウンしシャツジャケット。

カジュアルな装いにデザインがフィット。

少し力を抜きながらもドレス感を失わずコディネートを成立させるサンクリスピン・モデル108

これからどんどん暖かくなってきます。暑くなる。

暑い季節ならではの素材感、色、シルエットと共に

サンクリスピン モデル108 French Norwegian apron derby

いいお供になるかと思います。

皆様のご来店をお待ちしております。

楽しいかい(改)?

楽しいんです。

【修理】壊れたり傷んだりした部分に手を加えて、再び使用できるようにすること。

【改造】造り改めること。工具を使い作り変えること。物が良くなるように作り直すことなど。

長年履いた靴。底がもう薄くてペコペコしてる。

これ絶好の機会!!

壊れた所に手を加え、使用できるようにする(修理)と同時に

作り改め更に自分が好きな雰囲気になる様に(改造)を試みました!!

底薄いし、ヒール(トップリフト)もグダングダンですわ。

辛うじて穴は空いてませんが指で触るとペコペコなんですよ革底の接地面。

改造後がこちら

半カラス、ヒドゥンチャネル仕上げ。

そしてこの括れ!!現行にはなかったこの括れ!!

なんとウエストのウエルト取っちゃいました!!

正確にはウエストのウエルト残しつつギリギリまで削って

ウエスト部分マッケイに変更。前半分はウエルト使って縫うた。

ある物をなくすって結構勇気いります。

出来る限り元に近づける修理の観点からはこの発想出てこない。でも改造するという発想ならいっちょやってみなければ!!となる訳ですよ。

実際ウエストマッケイで前半分グッドイヤーの靴、既成靴でも結構存在します。

何故そんな面倒くさい事するか?履き心地以外に、どこまでも見た目を、足を美しく見せるシルエットを追求するが為。

改造でも追及する事が可能なんですね~!!

めっちゃ括れた!!

外側のラインもグイ~ン!!

ヒールも元よりちょっと高めに設定

より括れを強調!!

画像の靴のメーカーさんではこの仕様やってないのでどこまでもオリジナリティー溢れる靴が手に入る!!

同仕様修理¥24,200(税込み)~

とっても使いやすい愛着ある靴。

それが改造する事でまた新しい靴を手に入れた気分を味わえる!!

これが改造の醍醐味ですわ!!

オモロイですよ?誰も気づかんかもしれんけど。(それでいいんです)

因みに実際履いた時のシルエット画像なんかはまた今度。(撮り忘れた)

田中十靴店では、お修理も改造も承っております。

部分的修理や豊富な底材による改造等もお受けしておりますので

是非ご利用ください。

皆様のご来店をお待ちしております。

履け過ぎて迷うわ!!

私が靴業界に足を踏み入れた頃の定番と言えばストレートチップとUチップでした。

多くの方々が、この定番デザインをお買い求めになられ、お仕事用に履いていたんですね。

その後、シャープなシルエットの流行(全体的には)もありドレッシーに見える革靴の需要が高まりました。ストレートチップはシルエットが変われどストレート。いつの時代もその普遍的なデザインの安心感から需要はありました。

しかしUチップはこの時期少し衰退気味だったんじゃないでしょうか?勿論某メーカーの定番モデルなどは人気があったんでしょうが。

自分自身も内羽根であれ外羽根であれキャップトウやウイング、メダリオン等を好んで履いていました。

実はなんと!!

TLBの534をセレクトするまでUチップ持ってなかったんです!!

この業界に入る以前からUチップは定番デザインですし別に嫌いやから履いてなかった言う訳でもないんです。たまたまグッとくるUチップに出くわさなかっただけ。

今回このモデルの雰囲気、バランスにとうとうグッときてしまったんですね~。

こういうボリューム感があって丸いトウに丸いステッチ。こういうのUチップらしいな~思ってしまったんですよ。

で、履いてみて、いや~使いやすい!!何時でも何処でも履け過ぎて何時履くか迷うわ!!

Uチップ、このデザイン

今のお仕事着情勢にもぴったりマッチしてますよね~。気持ちラフなスタイルがお仕事スタイルでも推奨されている昨今。非常に使いやすいデザインじゃないですか?

【最近一番遊ぶお友達と一緒に写真撮影。黄色がお揃いペアルック】

ドレス靴の中では基本スポーティーな位置づけのUチップ。

仕事使いしながら普段の服にも合わせて本領発揮!!

めっちゃ履く機会満載の靴ですね。一週間のどこでも使えるから逆にいつ履くか迷うんっですよ!!

太めチノーズにTLB Mallorca Uチップ Model534 色はMARRON色、店開店以来ガンガン履いてる私物。

雨の日もガシガシ履こうぜ革靴ライフ!!

履いてる画像では革底に見えるくらいの見た目。

実はTLBシティーラバーソール装着。

お仕事スタイルに活躍する事間違いなし!!
そして普段着スタイルにも使えるとあっちゃあ毎日履きたくなるTLBのUチップ。
何時のスタイルにも合うからって毎日履かないで下さいね、痛みますから。適度にローテーション組んで使ってやってください!!注意が必要なくらい使える靴やと思いますよ。

TLB Mallorca
モデル 534

価格:¥56,100(税込)(シューキーパーは付属しておりません)
ラスト HOWARD
素材 VEGANO(Anonnay)
色 MARRON
底材 City rubber sole
製法 Goodyear Welted
ウィズ F

皆様のご来店を心よりお待ちしております。

芸細かい!!

このタッセルローファー。

実際現地でモデル見てその場でやる事決めました。

靴好きの心を擽る仕様。

芸細かい!!

ここ

一般的なタッセルローファーここに革紐通ってますよね。もしくは何もない。

TLB546タッセルローファーはここ、掬い縫いで表現。(あっちの人は何でもハンドソーンと呼ぶ。全然間違ってない、そのとおり)

光の当たり加減でいい表情見せてくれるんですよ。これが

私はいつも思うんですが、男のお洒落は定められたルール内で如何に人との違いを生み出すかに楽しみがある。

これ!!まさに当てはまる!!

気付かれへんけど結構拘り。

密かな楽しみ。

気付いてくれたらなお嬉し。

もう一つ仕掛け。

真っ黒と思いきや、実はミュージアムカーフを使用、薄っすらムラ感あり。

ホントに薄っすらです。

気付かれへんけどちょっと拘り。

密かな楽しみ。

気付いてくれたらなお嬉し。

勿論モカはハンドソーンによる摘みモカ!!

木型の曲線と絶妙マッチング!!

気付かれへんけど実は拘り。

密かな楽しみ。

気付いてくれたらなお嬉し。

TLB Mallorca

モデル 546

価格:¥56,100(税込)(シューキーパーは付属しておりません)

ラスト JONES

素材 MUSEUM CALF

色 NEGRO(BLACK)

底材 Single leather sole

製法 Goodyear Welted

ウィズ F

細かい芸をかましながら逸脱することなく

ローファーらしいローファーに仕上がってます。

履く事、合わせる事、楽しみましょう!!

皆様のご来店をお待ちしております。

もっと光を

Saint Crispin’s

モデル668 Elastic sided plain loafer サイドエラスティック

光、色、シルエットを最大限活かす。

フォルムを存分に楽しむ。

色、黒ではなくBlackish-purple田中十靴店の独自色。
パープルの革を限りなく黒に仕上げて。

光の陰影をとことん味わうシンプルデザイン。

グラマラス、シームレスバック

兎に角フォルム。

滑らかな艶、鋭角つま先

靴ベラでスコンと。サイドエラスティック。

スーツに合わせて。

ローファー同様の扱い、カジュアル使いも。

色、シルエット、デザイン、全て陰影に拘る。

足元に滑らかさと鋭角さの融合を

Saint Crispin’s MODEL 668
価格:¥232,100(税込)(シューキーパー込)
ラスト B-CHISELED
素材 CRU
色 Blackish-purple
底材 Single leather sole
製法 Hand sewn welted
ウィズ F

皆様のご来店をお待ちしております。

TLB Mallorca

TLB Mallorcaは、長年ヤンコ社のCEOとしてヤンコブランドを発展・成長させた、Toni Llobera Barcelo氏が、スペインのマヨルカ島、インカにて自身のイニシャルを冠して熟練の職人達と2017年にスタートさせたブランド です。

 TLBを初めて知ったのはインスタグラムの画像でした。その靴画像の見事な立体感、靴の底ウエストの括れに惚れコンタクトをとることとなりました。実はこのクオリティーの靴なら相当の価格の靴である事を覚悟してコンタクトをとったのですが、実際の価格は私の予想より遥かに低価格でした。私はメールでのやり取りの中で本当に全てをスペイン自社工場にて製造しているのか質問した程です。(何かカラクリがあるのでは?と疑いたくなるほど)そのくらい靴に高級感、雰囲気があったのです。

実際に、Toni に会い工場を訪問する事でその疑いはすぐにはれます。

Toni LloberaBarceló氏はTLBを経営する代表でありながら一人の職人です。

従って靴を作るうえで元となる革質から、各製造工程に至るまで非常に拘りがあります。

実際使われている革はフランス・アノネイ社のカーフスキンを中心に最高品質と言われる革を贅沢に使用し製造されています。

また、Toni自身が仕上げの質や、傷、製品の革の状態をチェックしていたのが非常に印象に残っています。

TLBの靴は熟練の職人達によるグッドイヤーウェルテッド製法にて作られます。確かな技術と拘り、更にモダンテイストを絶妙なバランスで融合させた靴がTLBシューズです。

Saint Crispin’s

サンクリスピンはオーストリアのシューメーカー。

こちらの靴との出会いは、前職のシューズセレクトショップで取り扱われたのがきっかけです。まず目がいったのはその靴自体のフォルム。手縫いで縫い付けられることによる見た目の立体感、ミシンで縫う事では出せない繊細な曲線を描いていることでした。

勿論それは履き心地にも反映されます。足入時に靴の丸みを感じることが出来ます。歩行時には足の動きと靴の屈曲の連動を感じることが出来るのです。これは手で縫い付けられるハンドソーンウェルテッドシューズの醍醐味ですね。

また伝統にのみにとらわれず、その確かな技術にモダンでユニークなデザインが加わっていることも特筆すべき点です。

道具として重要な履き心地、丈夫さのみならず、足元にモダンな雰囲気を醸し出すデザイン、革靴の持つ美しさ、全てが最高水準の靴、それがサンクリピンです。

サンクリスピンは、 東欧の伝統的な手縫いによる靴づくり技術を継承するルーマニアの工場にて生産されています。熟練職人28人によるハンドソーンウェルテッド製法にて生産される靴故、年間生産数は約1500足に限られ非常に希少な靴とも言えます。
希少な靴サンクリスピンの世界観を田中十靴店のフィルターを通してご紹介させて頂きます。是非お試し下さい。

つま先の形状●▲■

つま先。

丸いのやら、尖ってんのやら、四角いのやら色々ありますね。

呼び名も色々。

ラウンドトウ、エッグトウ、ポインテッドトウ、スクエアトウ、チゼルトウ。

因みに私はある時お客様に言われてからつま先を「トゥ」とは書かなくなりました。つま先は普通に発音すると「トー」ですよねと。

そういやサッカーやってる時、つま先で蹴るのトーキックて言うてたっけ?

で「トウ」とでっかいウで書くようになりました。(どうでもええか)

戻ってつま先形状の話

【画像:TLBのタッセルローファー モデル546 ラウンドトウ】

イメージの話ですよ?(誰もそんなん思ってなかったらごめんなさい)

ラウンドがやっぱクラシックでスクエアとかポインテッドとかは前衛的なもんなんやろか?

【画像:サンクリスピンのパンチドキャップトウ モデル513 チゼルトウ】

いつぞや、当時ガジアーノ&ガーリングのビスポーク担当をしていたダニエルに質問をする機会がありまして。

世間的には、ラウンドがクラシックでその他はちょっと最近みたいなイメージがあるような気するけどイングランドとかではどうなん?

【画像:NAVYスエードホールカット 私物 ポインテッドトウ】

答えは「そうとも言い切れないよ」

では何故ラウンドがクラシックなイメージなのか?

それは数の問題。

グッドイヤーウェルテット製法が主流になって世界大戦が起こり軍靴が大量生産される。

生産された靴はラウンドトウ多い。その後の靴生産も然り。

なんでラウンドなのか?

→答えは簡単、作りやすいから。

そりゃ革をつり込むのに四角とかより丸の方が量産しやすいわな。

結果、出回った数からしてラウンドトウがクラシックというようなイメージが付いたんだと。

でもグッドイヤーウェルテッド製法が出来る以前、ハンドソーンウェルテットの時代に四角いつま先や鋭角なつま先の靴もちゃんと作られていた。

【画像:トリッカーズ、1829コレクションのブーツ(パターンオーダー品私物、実はハンドソーン) スクエアトウ】

1829年創業トリッカーズ、1829コレクションの木型はスクエアトウ

【画像:サンクリスピンのローファー モデル 111FNA ラウンドトウ】

【画像:サンクリスピンのサイドエラスティック モデル668 チゼルトウ】

数という意味では、長い時間をかけ多くに広まったラウンドトウがクラシックであるというのも間違いではないし、鋭角なトウの物が歴史の浅い流行りものでもないからクラシックではないとはならない。

まあまあこんな感じの話やったと思います。

実際そうなんやろな~

「ラウンドがクラシックやから俺はラウンドトウの靴しか履かない」

「スクエアがドレッシーやからスクエアトウの靴しか履かない」

そんな食わず嫌いみたいなんは嫌や!!

【おフランス軍パンにサンクリスピンのローファー モデル111FNA】

どのつま先も自分のスタイルに取り入れて着こなせた方が格好いいじゃないですか?

(例え自己満足でも)または食わず嫌いせずに試した上での好みでありたい。

ある程度知った上で、こうじゃ無ければみたいなのを取っ払って色んな形のつま先、コーディネートに取り入れたいな思てます。(これも立派なお勉強、ずっと)

【NAVYスーツにTLBのブラインドブローグ モデル106】

田中十靴店では、色んなつま先形状にそれぞれ格好いいバランス(自分が好きなデザインバランス)があるんじゃなかろうか?(独断!!)

それを追求したいな思ってます。

このデザインならこのシルエットが恰好ええんちゃうやろか?この木型にこのパターンのっけたら恰好ええんちゃう?(あくまでも私見)

なんかどれも取り込めた方が絶対楽しい!!

靴を楽しく履く、且つ新しいコーディネートに挑戦するお手伝をさせて頂ければ幸いです。

ご来店をお待ちしております。