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SaintCrispin’sオーダーのあれこれ其の三

Date
2月, 21, 2021
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田中十靴店では、当店取り扱いのSaintCrispin’sのモデル以外でも一足からのオーダーをお受けしております。

オーストリアのシューメーカーSaint Crispin’sはルーマニアに工房を持ち一足一足ハンドソーンウェルテッド製法により製造される非常に希少な靴です。(わずか月産80足)

「ブログSaintCrispin’sオーダーのあれこれ」にて実際オーダーして頂いたお靴を徹底解剖してまいりましたが、今回は底回り編!!

どんなソール仕様にするかで靴の雰囲気もガラリと変わる。

さて今回は…

Saint Crispin’s Model 515

内羽式のブーツ、ドレッシーなシルエットでありながらグレインレザーを配しブラウン系コンビ色で纏めたこちらのお靴にはダイナイトソールを付けて頂きました。

因みにウェルト、ミッドソールダイナイトソールを合わせた厚み12ミリ仕様

ここ!!厚みも細かく指定が出来ます。

ダイナイトソールだと10ミリ、12ミリ、14ミリ

この厚みで気持ちドレッシーに見せたりカジュアル感をプラスしたりする事が出来る!!

Saint Crispin’s Model 515 ダイナイトソール

全然関係ないですけどこのダイナイトソールと呼ばれるパターン

イギリスのハルボロラバー社のゴム底で本当はダイナイトシリーズの中の一つのパターン。ホントの名はスタッテッドソールやったかな?ダイナイトシリーズの中の一つのパターンなんですね。あまりにメジャーなので通称ダイナイトソールで通ってますね。もう一つメジャーな底材でリッジウェイも実はダイナイトシリーズの一つのパターンです。

話戻りましょ

Saint Crispin’s Model 515

シュッとしたラストにこの厚みが今回のポイント!!

お店にてカタログをご覧いただけます

カタログに使える底材が載ってます。

こんだけの部材を使用して厚みやその他の仕様を決めて特別な一足を仕上げるわけです!!

その他の仕様ってなんや?

田中十靴店取り扱いのSaint Crispin’s  MODEL 111FNA
田中十靴店取り扱いのSaint Crispin’s  MODEL 513 

以前のブログ「ほんのちょっとなんです」でもご紹介させて頂いたんですが上のラウンドのモデルと下のスクエアのモデル、ウェルトの張り出し方変えてるんです。ラウンドの方が一ミリ張り出し広く取ってます。ドレス靴の範疇で、ほんのちょっとカジュアル感出したいから田中十靴店で指定かけました。

【レザーソールの厚み】

田中十靴店取り扱いモデルは8ミリ指定

6ミリ、8ミリ、10ミリ、12ミリと指定が可能

厚みを増すことで、スポーティーに仕上げたり、6ミリと薄くする事で

よりドレス感を出したり。(8ミリは一番標準、バランスよくドレッシーです)

田中十靴店取り扱いのSaint Crispin’s  MODEL 668 コバ色:Black
田中十靴店取り扱いのSaint Crispin’s  MODEL 118 コバ色:DarkBrown
田中十靴店取り扱いのSaint Crispin’s  MODEL 108 コバ色:Natural

【コバの色】

黒、こげ茶、ナチュラル(明るい茶)選べる。

ソールの色でも違いが出ますね。ステッチの色も変わるし。

そしてソールの雰囲気をガラリと変え存在を与えるNorvegese!!

ごめんなさい!!

この仕様、画像の持ち合わせがありません。

ノルベでも踏まずまでステッチ掛けたり、ヒールまでステッチしたり360度縫いかけたり、ストームウェルトでステッチ掛けたりで兎に角満載!!

そのうち自分の靴でNorvegese仕様の靴をオーダーしてご紹介しますんでご勘弁ください。

書いてて自分でも意味わからん状態になってきましたが如何でしょうか?

要は底回りは部材と厚みと色とノルベやストームウェルトやらの組み合わせなんです。

これを機に数えてみましたが82通りありました。アッパーデザインと使う革を掛け合わせれば正に無限!!

自分だけの一足を手に入れる喜び味わえますよ!!

因みに私が個人でオーダーを考えてる靴(オーダーサンプルを兼ねる)は

デザインのパターンも底回りもサンクリスピンの仕様にない物にしようと思ってます。

また次の機会にご紹介できればと思います。

では、皆様のご来店を心よりお待ちしております!!

gidai

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