無骨で力強いイメージのあるワークブーツ
ある時その底周りだけに注力してみてみると厚みはあれどそのメリハリ、独特の湾曲を描くヒール等々、私は凄くエレガントだなと思ったわけです
ドレスシューズにこの底周りを付けてみたいと思いました
この企画はドレスシューズメーカーにワークシューズのような底周りをお願いしたり、ワークブーツメーカーにドレッシーな靴を依頼するオマージュ的な靴ではなくリアルドレス、リアルワークである必要があると感じました
そんなことが出来るメーカーを探していったら辿り着いたのがWinsonShoemakerです
創業者エミルは、ドレスシューズブランドWinsonShoemakerの他にワークブーツブランドMidasbootmakerを運営しています。当店の提案によりアッパーマテリアル、デザインはリアルドレス、底周りは分厚いラバーソールを使用したリアルワークの独自のエレガンスを纏ったGrit dress collectionが誕生したという訳です
今回ご紹介するデザインはこちら

オーソドックスなパンチドキャップトウダービー
オーソドックスだからこそシルエット、そしてデザインのバランスに拘りました
外羽根パンチドキャップトウですとパッと思い浮かぶのは軍もの由来のデザイン
そして、そのシルエットは一様に丸いトウ
なぜ丸いトウの靴が思い浮かぶかというと実は丸い方が作りやすく量産するのに向いており、当然戦時中、大量に生産され、現在でも必然的に目にする機会が多く丸いのが普通?正統?となったという訳。ですが、その話は置いといて...
当店ではこのイメージとはまた違ったキャップトウダービーを作りたく、今回Winsonの中でもひと際ドレッシーなチゼルトウラストを採用しました


革の持つ柔らかい丸みを持ちながらも鋭角でシャープさを感じさせるチゼルトウ

ここで言いたいのが、シャープさで足元を誇張したいわけじゃない
欲しいのはエレガントでドレッシーなシルエットであって、長く見えるような靴にはしたくない

そこで拘ったのはデザインのバランス
キャップは小さく
あくまで私見ですが、キャップの面積が大きいとつま先の鋭角さが強調されエレガント過ぎる印象を持っています

外羽根は6アイレットで羽根がキャップ方向に前にもう少しせり出すよう指定
これまた私見なんですが、キャップと羽根部分のスペースが広いとデザイン自体が長く伸びる印象があります


全体のバランスを見る為のサンプル作製時点で要望を伝え修正に修正を重ねたデザインバランス

田中十靴店がイメージするエレガントなシルエットとクラシックな佇まいの調和

ドレスシューズと是非融合したかったウッズマンヒール

そして分厚いDr.soleのSuperGrip Half Soleによる縦の立体感
この縦のメリハリもエレガントな要素かと
ドレスシューズメーカーにこの分厚いハーフソールを縫い付けるというのは私が知る限りありません
あくまでワークブーツのコンストラクションです

上はあくまでドレッシーに
ウェルトにはファッジングウェルト(目付け)を付けて
だし縫いのピッチが細かいのもドレッシーに見える要因




Winson Shoemaker×田中十靴店 6-eyelets derby punched cap toe
価格 ¥188,100 (税込)
素材 Riviera Brush Calf(イタリア・ILCEA社製Embossed Leather)
色 BLACK
底材 DR.SOLE HALF SOLE
製法 Hand sewn welted
※木型に沿ったラステッドシューツリーが付属しております。
価格はシューツリー込の価格です。
他にはない独自のエレガンスを纏ったWinson Shoemaker×田中十靴店 6-eyelets derby punched cap toe
是非お試しください




